近景/雪柳と睡蓮
<花器>
丸水盤
<花材>
ふとい
雪柳
睡蓮
晴れたかと思うとまた雨続き。落ち着かない天気のせいで、週末の予定が思うように立てられないでいます・・。早く梅雨が明けないかな~
さて、本日は睡蓮の姿がうつくしい、
写景盛花様式本位の近景です。
まず、雪柳は傾斜型の花型構成で、主・副・中間に使い、ふといは中間とし、睡蓮も中間・客にと、2株使います。
雪柳は、水辺の雑木・雑草が繁茂しているような景観を見せていますので、根元に日陰を敷かないでも、よく茂った小枝で花留を隠すようにすれば、充分、根元隠しになります。
糸のような細い葉柄がついている、小型の浮き葉である「流し葉」は、根元を花留の下にはさみこんであります。水面の空いているところに浮かし、大型の開き葉に対して、大小強弱の変化のあるところを見せています。
ここに、様式化しながらも、出生感を表現するおもしろさがありますよね。浅い水盤の水の深さでも、底から水面にまで茎を伸ばして浮き上がっているところに、いかにも自生している状態が描写されて、池畔の実景感が出せる、まさに小原流独自の表現技法です。
小原流の表現技法ってスゴイ!っておもったら
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