謹賀新年
新年あけましておめでとうございます
2008年、みなさまにとって本年がすばらしい年となりますように。
今年も宜しくお願いいたします。
新年始めの生け花は、おもと(万年青)を使った「近景」描写の様式です。
この、様式的な生け方をしながら、変化に富んだ5種生けの構成を定めたのは先代
小原光雲ですが、小原流独自の写景盛花の中でも、最も洗練され、格調の高さを示すもののひとつです。
<花器>
丸水盤
<花材>
若松
万年青
水仙
小菊
日陰
万年青を主題にして生ける場合には、自由な生け方をせずに必ずこのような挿し方にすべきであると、定められています。
万年青一株は八枚偶数挿しとし、実の挿される子株が葉組の外側でなく、株の中心で実がのぞいている構成となっています。
こうして生けてみると、長短の変化もおもしろくつき、冬の季節の水仙、菊の出生感も様式化しておもしろく使われているので、ひじょうに独自なものと言えるのではないでしょうか。
万年青のムズカシイところは、ただ挿し位置のみを記憶しても、実際に葉ぐせや葉の反りを上手く選んで生けないとならない、という部分で、これはまさに、練習あるのみ・・・なんですよね
新年早々、課題がひとつ出来ましたね
関連記事