盛花-色彩盛花

有未子

2001年01月01日 16:58

<色彩盛花とは>
花材相互の調和や対比の美しさを表現する小原流の盛花の表現方法です。
●色彩本位

植物素材を中心としてその色、形、質感の多様性を引き出していけるいけばな表現です。枯れもの、晒しもの、着色もの、異質素材なども色彩本位の素材としてとりあげられ、自由な花材の選択ができます。表現内容として、具像的に色彩美をとらえるものから、抽象的な表現によって、再構成される色彩美を作り出すものまでが色彩本位に含まれます。



●様式本位
剣山ではなく七宝(しちほう)を使って生けます。主材、主材の挿法が定められています。万年青(おもと)、たましだ、谷渡り、ぎぼうし、紫苑、アマリリス、いちはつ、アガパンサス、菊、花菖蒲、の合計十種です。これらに取り合わせるあしらいの花材は、自由にまかされており、定型的な色彩美を表現します。

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